ハムスリーちゃんねるブログ

キンクマハムスターの魅力とカラメルちゃんとの楽しい日々を綴るブログ

ハムスターの病気「コクシジウム症」の対処と再発防止策

こんにちは!

今回は我が家のキンクマハムスター、カラメルちゃんも病気になった「コクシジウム症」についての対処と再発防止策について書いてみます。

コクシジウム症とは?

コクシジウム症とは、コクシジウムという顕微鏡で見ないとわからない程に小さい寄生虫が腸に寄生し、どんどん増殖していったのち最後には細胞を破壊して衰弱させペットを死に至らしめる病気の事です。

この病気はハムスター特有の病気という訳ではなく、犬や猫、他の小動物などでも見られます。

我が家に居るカラメルちゃんは生後1ヵ月ほどでこのコクシジウム症になりました。今ではすっかり元気ですが、対処が遅ければカラメルちゃんを我が家へ迎えることはできなかったため、今でも再発しないよう気にかけています。

コクシジウム症の主な症状

エサを食べるキンクマハムスターのカラメルちゃん

【コクシジウム症になってしまったハムスターの主な症状例】

  • 食欲減退
  • 下痢
  • 体重減少
  • 血便

上記に上げたようにコクシジウム症になったハムスターの体調は悪くなります。
比較的わかり易い部分で言えば「食欲減退」で、普段いっぱい食べる子がエサを残すようになったら注意してください。

また食欲減退が見られなくても、ハムスターのうんちが「下痢」になっている場合、コクシジウム症になっている可能性があります。コクシジウムが大腸に寄生し、消化不良、血便などを引き起こしてしまいます。

特に体が小さく幼いハムスターがコクシジウムになってしまうと重症化し命の危険にさらされるため、すぐに病院に連れていきましょう。

ハムスターの異変を感じたらすぐに病院へ

ハムスターは体調が悪くてもそのことを隠すという性質があります。飼い主が居る前では頑張るけど、1人になって巣に入ったらしんどい。ということもあるので、飼い主がしっかり異変に気付くように毎日観察しましょう。

コクシジウム症以外にも「下痢」になるということは何かしらの原因があります。そもそもハムスターが「下痢」になるのは命とりです。素人判断でこのくらい大丈夫だろう?なんて思って放置するのだけはやめましょう。(※ウェットテイルという病気についてはまた別で書きます。)

心配だけどちょっと様子を見てから…といって1日放置するだけでも、ハムスターには1日以上の時間経過となるため異変がわかればすぐに病院に行くようにしてください。

病院で診断してもらった後は自宅療養!ケージを清潔に!

ハムスターの異変を感じ病院に行って診断をしてもらった後は自宅療養です。重症化している場合はまた違う対応になるかと思いますが、基本的には病院に行ってコクシジウム症と診断された場合お薬をもらって帰ることになります。

まず弱っているハムスターをそのままケージに戻すのはやめましょう
コクシジウムは大腸に寄生する寄生虫です。当たり前ですがコクシジウムは排泄物にも含まれていることになり、せっかく病院に行ってお薬をもらったとしてもケージの中が汚染されていれば意味がありません。

コクシジウム症になったハムスターを一時的に安全な場所に移したうえで、ケージを一旦綺麗に掃除しましょう。
ただしきれいに掃除すると言っても、それだけではコクシジウムは死にません。そのためコクシジウムを殲滅させるためにも80℃以上のお湯で洗い消毒殺菌するようにしてください。

ハムスターケージを丸洗いするのは一苦労ですよね。しかも病気で弱っている子が待っている思うと焦る気持ちも出るはずです。なのでできればケージは予備を買っておき、交換しながら使うのが理想的です。

またもし多頭飼いをしていて、同じケージに別のハムスターもいるのであればすぐに別のケージへ移動させましょう。
コクシジウムは感染する病気です。別の子もコクシジウム症になる可能性がありますので別々のケージにするようにしてください。

ハムスターの糞は見つけ次第すぐに片付けよう!

ハムスターを綺麗なケージに戻した後は、もらったお薬の投薬を続けて回復を待つしかありません。飼い主に出来ることといえば、ケージの中を清潔に保てるように努力すること。特にハムスターが糞を出したときはなるべく早く回収し捨てるようにしてください。

ハムスターは自分の糞を食べるという性質があります。健康な時の糞であれば、ミネラルなどを含む問題のないものとなりますが、コクシジウム症やその他の病気になっている時に自分の糞をたべてしまえば、結局また寄生を繰り返すだけになります。

ハムスターが糞を貯めるような場所を飼い主も把握して、食べる前に捨てられるようにしましょう。

ハムスターのコクシジウム症が完治するまでは1カ月以上かかる

 ハムスターによって個体差もあるため必ずというわけではありませんが、コクシジウム症になった場合、投薬を続けてもすぐに元気になるという訳ではありません。

我が家のカラメルちゃんも、ペットショップの店員さん曰く4週間~1ヶ月ほど投薬を続けたのち完治しました。

しっかりと看病し回復に向かうまで1ヵ月もの期間になるため、飼い主も気が気ではないとは思います。万が一コクシジウム症になった場合は、これほど大変だということを肝に銘じておく必要があるのではないでしょうか。

ハムスターを病気から守るための予防・再発防止策

丸くなって眠るキンクマハムスターのカラメルちゃん

ハムスターがコクシジウム症や他の病気になってしまう主な原因のひとつは飼い主です。

ハムスターは基本的にはケージの中で過ごし屋外に出ることはありません。そのため普通に飼っていればコクシジウムに寄生されることもないのです。
しかし、コクシジウムは感染する病気です。もしもハムスターと一緒に、犬や猫などの別のペットを飼われている場合は、そこを起点として感染するおそれがあります。なので部屋数に余裕があればハムスターの部屋と犬や猫などの部屋は別にするようにしてください。部屋を別に出来ない場合は、極力感染しないよう綺麗にすることを心がけてくださいね。

またコクシジウムなどの寄生虫は「土」にいることがあります。土いじりをした手でそのままハムスターに触れた場合、手を舐めるなどしてハムスターの体内に侵入し寄生されてしまうなんてことがあります。

だからこそ基本の事ではありますが、ハムスターに触れるときやケージを掃除するときは必ず手を洗ってからにしましょう。

まとめ

ハムスター用品一式

ハムスター初心者である飼い主です。なのでこの記事は参考程度にしてくれればいいなと思います。
ハムスターの様子が変だと思ったらすぐに病院へ!これだけは忘れずに。

我が家ではカラメルちゃんを迎える前からハムスターについて色々と調べていました。それこそカラメルちゃんの最後をどうするのかまで…。
もし我が家に迎え入れたカラメルちゃんがコクシジウム症になっていなければ、この病気をここまで調べることもなかったかもしれません。

でもハムスターを飼うにあたり必要な知識だと思っています。
同じようにハムスターを飼っていてこの病気について知らなかった人、これからハムスターを飼いたいと思っている人が「コクシジウム症」という病気がある、ということを知ってくれると嬉しいです。

飼い主の知識がハムスターの命を守ることになります。

とても小さな存在だけどそこにしっかり生きるハムスターたちを育てるためにも、我が家でもまだまだいろいろなことを学びたいと思います。

我が家のカラメルちゃんや他のハムスターたちが、快適に長生きできるように。
それではまた次回もブログでハムスターの魅力や知識をお伝えしていきます。

 

飼い主T&T